2023年3月11日
ご自宅でインターネット回線を検討する際、「ケーブルテレビ」と「光回線」で悩んだ経験はないでしょうか。
など状況は人それぞれでしょう。
2つの違いを認識した上で、ご自身の状況にあった回線を選択してください。
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目次
自宅でインターネット回線を検討する際、ケーブルテレビと光回線のどちらかを導入するケースがほとんどです。
どちらの回線もネット環境を構築できますが、ご自身の生活にあった回線を選ばないと無駄にお金を払うことになります。
今回はケーブルテレビと光回線の違いを紹介します。
ケーブルテレビとは有線放送のテレビを指し、多くのテレビはアンテナから電波を受信して地上波放送を視聴しています。
ケーブルテレビはケーブルを用いて受信しているため、安定してテレビ視聴ができるのが特徴と言えるでしょう。
ケーブルテレビのインターネット回線は同じケーブルに光ファイバーを組み合わせて、電話回線と同じ機能を持たせネット接続を可能にしています。
ケーブルテレビはインターネットを利用しつつテレビも見たい方におすすめです。
光回線とは主に光ファイバーと呼ばれる通信回線を指します。
光ファイバーとは石英ガラスやプラスチックでできたケーブルで、光の反射や屈折を利用してデータを転送します。
そのためADSL回線と比べると通信速度が非常に早く、オンラインゲームや動画のアップロードをする方におすすめと言えるでしょう。
現在はNTTを始めKDDIやソニーネットワークコミュニケーションズなどが独自構築している光回線が増えてきました。
ケーブルテレビと光回線の違いを認識し、自宅に設定する回線を決めてください。
自宅でテレビを視聴する方はケーブルテレビの回線を設定した方が良いでしょう。
特にお子さんがいる家庭では、テレビの有無で家庭の賑やかさも変わってきます。
今回はケーブルテレビのメリットを3つご紹介します。
順番に解説します。
ケーブルテレビを導入するメリットの1つ目は映画やスポーツなどの専門チャンネルがテレビで視聴できる点です。
ケーブルテレビは視聴者が月々支払う金額によって提供する番組数が異なります。
そのため、映画やスポーツ、アニメなどの専門チャンネルを選択して視聴でき、専用テレビとしてカスタマイズできるでしょう。
また、地方局の番組も視聴可能なため、地元や実家で見ていたテレビが引っ越し先でも視聴できるのはケーブルテレビの大きなメリットです。
ケーブルテレビを導入するとご自身が見たい専門テレビを作成できます。
プロバイダ契約がないこともケーブルテレビを契約する大きなメリットです。
光回線の場合は回線契約の他にプロバイダ契約が必要になりますが、ケーブルテレビは光ファイバーとケーブルテレビ放送のケーブルが一緒になっているサービスです。
そのためケーブルテレビを契約した段階でプロバイダ契約も完了しています。
契約が多いと混乱しあきらめてしまいがちですが、ケーブルテレビの契約はシンプルでわかり易いと言えるでしょう。
ケーブルテレビを使うメリットの3つ目はアンテナ不要でテレビ視聴ができる点です。
従来テレビ視聴する際は電波を受信するためにアンテナの設置が必須でしたが、天候やアンテナの方向によって電波が乱れがちでした。
ケーブルテレビでは有線ケーブルでテレビ視聴が可能となるため、アンテナの設定が必要ありません。
天候を気にせずテレビを安心して見られます。
メリットをご紹介しましたが、ケーブルテレビにはデメリットもあります。
しっかりとデメリットを理解した上でインターネット回線を選択してください。
ケーブルテレビの1つめにして最大のデメリットは通信回線が遅い点です。
先述したようにケーブルテレビは放送電波を受信するケーブルに電話回線と同じ機能を持たせています。
そのため通信品質は光回線ほど早くありません。
例えば一人暮らしの物件で目にする「インターネット無料で利用可能」と記載がある物件の多くはケーブルテレビを利用しています。
ケーブルテレビではネット回線が集中すると回線速度が落ちるため、ネット利用している際は不憫に感じることもあるでしょう。
ケーブルテレビを使うデメリットの2つ目は基本料金が高い点です。
ケーブルテレビはインターネット回線とテレビ回線の合計金額のため、光回線よりも基本料金が高く設定されるケースがあります。
以前はテレビが盛んでしたが、今ではネットが普及しYouTubeや動画配信などのSNSを見る方が多くなりました。
特に若い人は家にテレビがない方も珍しくはありません。
自宅でテレビを見ない方にとっては、ケーブルテレビは高額になる可能性があるためご注意ください。
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インターネットを使ってパソコンや携帯を利用し検索したり、動画を視聴したりする方も多いでしょう。
現在インターネットの主流となっている光回線のメリットを3つ紹介します。
順番に解説します。
メリットの1つ目は通信速度が最大1Gbps以上である点です。
ケーブルテレビでは最大200Mbps程度に対して、光回線は約5倍の速度がでます。
そのため、パソコンで動画視聴やネット検索、オンラインゲームで楽しみたい方にとってはありがたいメリットになるでしょう。
近年在宅勤務やリモートワークなどの働き方が増えている中で、オンライン会議をするケースも増えています。
回線速度が遅いと遅延や画像の乱れにつながるため、光回線は必要になるでしょう。
ネット社会において通信速度が早いことは大きなメリットです。
スマホとのセット割が利用できる点も光回線の大きなメリットです。
現在使用している携帯と自宅のネット回線でセット割が組めるサービスになり、トータル的に通信費を抑えられます。
2015年頃から始まったNTT東日本とNTT西日本がプロバイダーや携帯事業者に光回線を卸売する「光コラボ」なども普及してきました。
例えば格安SIMを使用している方でもセット割を組めるため、さらに通信費を抑えられる可能性があります。
その他にも独自のサービスが受けられる事業者は多く存在しますので、ご自身の契約状況とあわせて確認してみましょう。
メリットの3つ目は独自の光回線ではさらに早くなる可能性がある点です。
光回線は約200種類以上あると言われていますが、その中でもフレッツ光を利用している方が多く、混雑時は回線が遅くなることもあります。
そのため「auひかり」や「NURO光」など会社独自の回線を引いている光回線は利用者も少なく、混雑するケースも少ないでしょう。
現在利用している回線が遅いと感じる方は、独自回線を提供している光回線への乗り換えを検討してください。
光回線のメリットを紹介しましたが、当然デメリットもあります。
メリットとデメリットを理解した上で、ご自身にあった回線を選択してください。
デメリットの1つ目は光回線の契約とは別にプロバイダ契約が必要になる点です。
インターネットを利用するためには光回線の契約に加えて、ネットと光回線を接続するプロバイダ契約が必要です。
プロバイダ料金がかかりますが、最近では光回線とプロバイダを一式提供している会社もあるため、ご確認ください。
インターネットを契約する際は、複数の会社を見比べて決めると良いでしょう。
デメリットの2つ目は工事が必要になったり、場所によって光回線が利用できなかったりするケースもある点です。
マンションタイプの場合は構造や場所、すでに他の回線が引かれているケースも多く、戸建てタイプでは工事不可の場所もあります。
そのため事前に光回線の対象エリアであるか確認が必要になるでしょう。
ケーブルテレビと光回線のメリットとデメリットをそれぞれ紹介しましたが、どちらを選択すれば良いか悩まれている方もいるでしょう。
今回は用途別におすすめの回線を紹介します。
テレビで見たいチャンネルがある方はケーブルテレビがおすすめです。
ケーブルテレビではBSやCSを始め、映画やアニメ、スポーツといった地上波では放送されない番組が視聴できます。
地方番組を見られるため引っ越しをしても、同じ番組を見られるのもケーブルテレビのメリットになるでしょう。
ネットの動画配信だけでなく、テレビでも自分専用番組を見たい方はケーブルテレビが良いでしょう。
パソコンや携帯をよく使い、動画やオンラインゲームを楽しみたい方は光回線がおすすめです。
NetflixやYouTubeをよく見たり、友達とオンラインでゲームや会話を楽しみたい方は光回線が良いでしょう。
また仕事で在宅勤務やリモートワークをしていて、オンライン会議がある方も光回線の方が安心です。
通信費用をトータルで抑えたい方は光回線がおすすめです。
光回線には携帯とのセット割や高額キャッシュバックがあるのが、特徴の1つです。
工事費用やプロバイダ契約などのデメリットはありますが最初だけですので、通年通して費用を抑えたい方は光回線が良いでしょう。
今回はケーブルテレビと光回線の違いに関して紹介しました。
専門番組やテレビを頻繁に見る方はケーブルテレビ、パソコンを使ってオンラインゲームや動画視聴、オンライン会議をする方は光回線がおすすめです。
それぞれの違いだけでなく、メリットやデメリットも紹介しましたので、ご自身の状況を踏まえてご検討ください。
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